釣具屋店員のSTAY HOME
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私はここぞとばかりにmyリールのメンテナンスで楽しんでおります。
おそらく脅威が治まる頃には各釣りモノもハイシーズンと思われますので、愛機の状態をこの機会に万全にしておくのも一興です(^^)
私のメンテナンスの様子と、オススメのケミカルをご紹介致します。
時間つぶしにでもご覧頂ければと思いますm(__)m
※注意※
セルフメンテナンスは自己責任となっており、場合によってはメーカーの保証を受けられなくなることもあります。また手順等は公式なものではない点もご了承ください。
また店頭でリールのメンテナンス作業も受け付けておりませんので、ご注意願います。簡単なご相談などはお受けしております。
画像はオフショアで使用しているシマノのツインパワーSW8000HGです。
(工具があればバラバラにするのは意外と簡単です)
(慣れるまでは元通りに組み上げるのが大変なのです(^^;苦笑)
(ピニオンギア周辺は緑青でサビの兆候が見られます)
(ベアリング周辺のグリスが変色しています)
この辺りの大型スピニングリールは負荷が非常に強く掛かるため、グリスやオイルは強めで硬いものがオススメです。私は«化研産業»のナスカグリスとナスカルブを愛用しております。気温にもよりますが、グリスはミディアムとハードの使い分けで良いと思います。
ナスカグリス(ミディアム・ハード)…各1,000円+税。
(画像はオーバーホール前の状態。グリスが偏りしており、ところどころグリスのない歯面があります。歯面もすこし荒れています。これ以上は要交換レベルです)
ナスカグリスはやはりドライブギアとピニオンギアに使いたいですね。
巻き心地を優先するなら«シマノ»DG13がシルキーで回していて気持ちいいです(笑)
(なるべく均一にムラなくグリスを塗布しましょう。スタッフ石井はコッテリ派です)
(オシュレートシャフト下部は塩害に侵されやすいので、注意しましょう)
スプールを上下させるオシュレートギア周辺はそこまで負荷は掛からないので、普通のグリスでも大丈夫です。こちらは«シマノ»DG06で良いでしょう。
私は添加剤として«化研産業»ナスカルブをグリスに配合して塗布しております。
(フリーシャフトはスプールから滴ってくる海水に侵されやすい箇所です)
とくに海水のダメージを受けるラインローラー部は、マメにメンテナンスしたい部分です。メンテナンスを怠ると、ヨレが起こりやすくなりバックラッシュが増えます。釣行時も異音が大きくなるので、良いことがありません^^;
ベアリングはクリーナーなどできれいに清掃した後、ナスカルブとグリスDG06またはSP-023リールメンテナンススプレー(グリス)を充填させます。
(ダイワのマグシールドモデルは除く)組上げる時に«シマノ»DG18特殊撥水グリスを各パーツに満遍なく塗布して組み上げます。
パーツの向きや順番を間違えると、回らなくなるのでご注意ください。
(ドライブギアを支持するベアリングのサビの兆候が見えます)
ということで、オーバーホール時に必要なケミカルは当店にございますのでご入用の際はご利用ください。
(シマノ純正グリスは常に在庫してあります)
DG01、DG04、DG06、DG-12…各850円+税
DG-13…1,050円+税
(シマノ製のリール向けで、ラインローラー内に塗布する特殊撥水グリスです)
DG-18…1,550円+税
(当店でお馴染みの化研産業ナスカルブ)
420ml…3,500円、70ml…2,000円、20ml…1,000円+税