Fm yokohama84.7『The Burn』内の釣りコーナー、Sagamiya presents~爆釣モーニング~では、2020年4月より放送時間をお引越し、内容もリニューアルしました。
釣りをしたことがないビギナー向けの釣り物を毎月ご紹介します!
今月は『相模川でお手軽フィッシング』です!
相模川ってどんな川?
山中湖を水源とし、富士山北麓の水を集めながら山梨県内を流れ、ダム湖である相模湖と津久井湖(ともに相模原市)を経て、ゆるやかに進路を変えて厚木市からは南にまっすぐ下り、平塚市・茅ヶ崎市の境付近で相模湾に注ぐ相模川水系の本流で、一級河川です。
(神奈川県のホームページより)
相模湾に流入する県下最大の河川です。
相模川は鮎釣りの名所として知られています。
当店から一番近い相模川は様々な生き物が生息しており、本格的な釣りからご家族で楽しめる手軽な釣りまで楽しむことができます。
また、市営のキャンプ場もあるので、夏は多くの方で賑わいます。
どんな釣り方があるの?また釣れる魚は?
ビギナーにオススメな釣り方は、『ウキ釣り』『吸い込み釣り』『流し毛バリ釣り』の3種類。
ウキ釣り
延べ竿といわれるリールが付いていない竿と、ウキを付けた仕掛けを使う釣り方です。
10cm以下の小魚を狙うウキ釣りが一番簡単!お手軽♪
ウグイ、オイカワ、フナ、コイ、手長エビを釣ることができます。
吸い込み釣り
リールがついた竿で軽く投げて釣る釣り方です。
コイ、ニゴイ、フナを釣ることができます。
流し毛バリ釣り
毛バリ仕掛けを使って5cm~10cmの小鮎を狙う釣り方です。
同じ鮎を狙うのに色々な釣り方がありますが、流し毛バリ釣りは子どもでもできるので鮎釣りの中では一番手軽です。
小鮎以外に、ウグイやオイカワ、ハゼ科の魚も釣れることがあります。
※ハゼ科の魚を総称して「ヨシノボリ」や「吸いつき」と呼んだりします。
どんな道具を使うの?
どの釣り方も、すでに出来上がった(完成した)仕掛けが販売されているので自分で作る手間がかかりません。
ウキ釣り
- 竿…2.7m~3.6mくらいの延べ竿
オススメ→『相模屋オリジナル『魚と遊ぼ!!』270/360』 - 仕掛け…ウキ釣り仕掛け
オススメ→オーナーばり『ホリデー川池セット』
竿に付けるだけの簡単仕掛けで替えのハリが2本付いています。
- エサ…ミミズ、赤虫、サシ、練りエサ
虫が苦手な人にオススメ→マルキュー『ヤマベチューブハヤ』『フィッシュワゲット』
吸い込み釣り
- 竿…ちょい投げ用の竿とリールでOK
オススメ→プロマリン『わくわくタックルセットDX 240』
- 仕掛け…吸い込み用の仕掛け、オモリ
仕掛けのオススメ→オーナーばり『吸込仕掛(2本組)』6~8号(大物を狙うなら9~11号)
オモリのオススメ→オーナーばり『鯉オモリ吸込仕掛』15~20号
※川の流れや水深、使う竿によってオモリの重さを変えます。
- エサ…専用の練りエサ、食わせ用のエサ
練りエサのオススメ→マルキュー『大ごい』
食わせエサのオススメ→ミミズ、マルキュー『いもようかん』『くわせコーン』
流し毛バリ釣り
- 竿…3.6m~5.3mくらいの延べ竿
オススメ→プロマリン『水峰硬調450』 - 仕掛け…鮎毛バリ流し釣り仕掛け
オススメ→ヴァンフック『鮎流し釣仕掛』
あると便利なもの
- 交換用の仕掛け…仕掛けが切られてしまうこともあるので予備があると安心。
- タオル(汚れてもよいもの)
- ハサミ ★どんな釣りでもタオルとハサミは必需品!!
- プライヤーまたはハリ外し…魚からハリを外す道具
- バケツ…釣れた魚を入れておいたり、手洗い用の水を入れておくと便利。魚を持ち帰らなくても、釣れた魚を鑑賞するのも楽しいですよ。
- エサ練り用のボウル…ウキ釣りや吸い込み釣りで練りエサを使う時に便利。
- 計量カップ…ウキ釣りや吸い込み釣りで練りエサを使う時に便利。
例)マルキュー『計量カップ(フタ付き3ヶセット)』
- スズ…吸い込み釣りで便利。竿先にスズを付けておくと音でアタリがわかります。
例)プロマリン『スプリング鈴』
- タモアミ…吸い込み釣りでは大きなコイや大型魚が掛かってしまうことがあります。その場合、無理に巻いて竿を持ち上げると、仕掛けが切れたり竿が折れたりします。大きな魚が掛かった時はアミですくいましょう。
- ズックビク…流し毛バリ釣りで釣れた鮎を持ち帰る場合に便利。
例)タカ産業『ズックビク』
- クーラーボックス…流し毛バリ釣りで釣れた鮎を持ち帰る場合に便利。
※釣れた鮎をビクに入れて生かしておきます。持ち帰る時は、クーラーに氷と水を入れて氷締めの状態にして下さい。
例)DAIWA『クールラインGU800X』
釣り方
ウキ釣り
- ウキが横になったり、斜めにならないようにウキの位置を変えます(タナを調整)。タナは水深より浅くします。
※タナ…魚がいる層 - ハリにエサを付けてアタリを待ちます。
- ウキが沈んだり、ピクピクっと動いたら竿を上げて合わせて下さい。
※合わせる…針を食い込ませる。
吸い込み釣り
- 吸い込み釣り専用の練りエサを作って(袋の裏面に作り方が書いてあります)、吸い込み仕掛けのらせん状の針金をエサの中心に入れて団子状にします。その団子にハリを等間隔に埋め込んでいきます。
- 一本だけ糸が長いハリがあるので、それにミミズやマルキュー『いもようかん』を付けます。
(付けなくてもOK。その場合は、団子に長いハリも付けて下さい。) - あとは、ポイントに投げてアタリを待ちます。
- アタリがあったら(スズが鳴ったら)、アワセてリールを巻きます。
※アワセ…魚の口にハリを引っかけること。竿先を下から上に持ち上げるような動作。
流し毛バリ釣り
- 川の上流に仕掛けを投入して、下流に流していきます。
- ウキが沈んだり、鮎が毛バリを食ってキラキラしているのが見えたら竿を上げて合わせて下さい。
お手軽フィッシングにオススメな場所は?
オススメは、相模原納涼花火大会で有名な相模川の高田橋付近。
河川敷が広いので、各メーカーの鮎釣り大会が開催されたり、バーベキューやキャンプで利用する人も多い場所です。
このあたりは、流れのあるところから緩いところまで、様々なポイントがあるので場所によって色々な魚が狙えます。
河川敷に下りる手前にはフィッシング相模屋水郷田名店があります!
簡単な道具を揃えることができますし、夏に嬉しいアイスや飲み物、パンなどの軽食も販売しています。
また、すぐそばには相模原市が管理している公共トイレもあるので家族で安心して釣りを楽しめます。
遊漁券のお話し
遊漁券とは??
河川には漁業権が設定されているところがあります。
漁業権が設定されている河川を管理する漁協(内水面漁業協同組合)が発行する釣り券のことを『遊漁券』といいます。
漁協は、成魚や稚魚の放流、漁場整備などをして魚がいる川と釣りが楽しめる場を維持しています。
そのため漁協が管理している河川では、漁業権の対象となる魚を釣る場合は遊漁券が必要となります。
遊漁券を買わずに無許可で釣りをした場合は『密漁』になってしまいますので、注意して下さい。
万が一買い忘れてしまっても、“現場売り”といって、漁協の監視員が見回りに来た際に購入することができます。
ただ、現場売りは割高になるので事前に購入しておきましょう。
相模川は、漁業権がある河川の一つなので遊漁券が必要となります。
釣りをする場合は必ず遊漁券を購入して下さい。
遊漁料と遊漁期間
釣りたい魚にアユを含まない場合
ウキ釣りで狙える、ウグイ・オイカワ・フナ・コイ・手長エビは、下記金額です。吸い込み釣りの場合でも、狙う魚がフナ・コイなので同じ金額です。
大人1日800円
※2023年度より、18歳以下は無料になりました
ウグイ・オイカワ・フナ・コイ・手長エビは、一年中釣りをすることが可能ですが、冬の間は魚の活性が落ちるので釣りにくくなります。釣りをするのは、5月~9月くらいがオススメです。
釣りたい魚にアユを含む場合
釣る対象が鮎になると(鮎を含むと)少し高くなります。鮎は、6月1日~10月14日までが遊漁期間となります。それ以外は禁漁となりますので注意して下さい。
大人1日1,500円中学生1日750円
※小学生以下は無料です。
遊漁券の購入方法
相模川の遊漁券は当店で購入することができます。フィッシング相模屋上溝番田店、水郷田名店のどちらでも購入可能です。
また、河川に近いコンビニでも購入できます。
遊漁券には釣りをする日付を記載するので、購入の際には釣りをする日付を伝えて下さい。遊漁券はその日付のみ有効となります。
遊漁券の扱い方・所持の仕方
購入した遊漁券は必ず身につけて下さい。
監視員が見回りに来た際に遊漁券の半券を回収します。失くしたり破いたりしないように気をつけましょう。
身に付ける場所は、帽子・肩・身につけているバッグなどがオススメです。
釣りに行く時の服装は?
動きやすく、汚れても良い服装にしましょう。
河川敷は暑い日差しを遮る場所がありません。夏場の釣りでは日焼け・熱中症対策を必ず行いましょう。
日焼け・熱中症対策
- 日焼け止め…小まめに塗りなおしましょう。日に当たる部分は全部塗ることをオススメします。
- 帽子…夏場は通気性の良い麦わら帽子がオススメ♪キャップを被る時は耳にも日焼け止めを塗って下さい。
- 偏光グラス…日差しから目を守るのはもちろんのこと、偏光グラスだと水の中もよく見えます。
- グローブ…日焼け対策はもちろんのこと、ハリが刺さるなどのケガ防止にもなります。
- 水分補給…クーラーボックスに冷えた飲み物を持っていきましょう。
- ハッカ油…虫除け対策にハッカ油を使用しますが、メントールの刺激で爽快感があります。スースーひんやりして熱中症対策にもなります。首の後ろや手の甲などにスプレーしてみて下さい。
※刺激作用があるので、目や目の周り、粘膜などに付着しないように気を付けて下さい。
履くものについて
足場はゴツゴツした石が点在してますので、脱げやすいビーチサンダルなどは大変危険です。
歩きやすいスニーカーや、濡れてもよい靴がオススメです。
また、少しでも川に入る場合は、『滑りにくい靴』は必須です!
川の石にはコケ等が生えており、素足・EVAサンダル(クロックス類)・ビーチサンダル・普通の長靴などは大変滑りやすいです。割れたビンなどが落ちていることもありますので、必ず丈夫で滑りにくいものを選んで下さい。
川でのレジャーについて
一見穏やかそうに見える川でも、水深が一気に深くなっているところや、流れが急に早くなっているところがあります。水辺近くでバーベキューなどをしていると川に入りたくなると思いますが、沖まで泳ぐのはやめましょう。
相模川・高田橋周辺エリアは遊泳禁止になっているので、絶対に泳がないで下さい。
また、大雨が降ったあとや、ダム放水時には川の水位が急激に上がり、川の流れも早くなります。ダム放水時は川に近づかず、天気の急変にも注意しましょう。
詳しくはこちらのページ(『ダム放水・天候の急変に注意!』)をご覧下さい。
安全に楽しく釣りをしましょう!(^^)/