Fm yokohama84.7『The Burn』内の釣りコーナー、Sagamiya presents~爆釣モーニング~では、2020年4月より放送時間をお引越し、内容もリニューアルしました。
釣りをしたことがないビギナー向けの釣り物を毎月ご紹介します!
2020年12月は、『はじめてのエリアトラウト(ルアー編)』です!
「エリアトラウト」について
トラウトはマス(鱒)のことで、主にニジマスを指しますが、イワナ・ヤマメ・イトウ・ブラウントラウトなど色々な種類がいます。
トラウトは冷水に強い魚なので寒い冬の時期でも釣れる魚です。
「エリアトラウト」とは、管理釣り場でのマス釣りのことで、シーズンは、秋~春頃まで。水温が高くなってしまう夏場は休業する釣り場もあります(年中営業中の釣り場もある)。
管理釣り場のスタイルは色々あります。ポンド(池)タイプ、リバー(川)タイプ、夏場はプールとして利用している場所を冬の期間だけ釣堀として利用するタイプなどがあります。
管理釣り場でのマスの釣り方は?
ルアー釣り
トラウト用のルアーを使って釣る。
詳しくは、後述の『必要な道具は?』『釣り方と注意点』へ。
エサ釣り
イクラやブドウ虫などの虫エサを使い、リールを使わない延べ
竿にイト、ハリ、ウキ(目印)を使って釣る。
テンカラやフライ
毛バリと言って虫に似せたものを使って釣る。
- テンカラ…竿・糸・毛バリがあればOK。キャストして毛バリをゆっくり引っ張るように動かすと魚が食いついてきます。
- フライ…ロッド・リール・フライ専用ライン・フライ(毛バリ)を使います。テンカラより広範囲を狙えますが、キャストが難しいので入門者には練習が必要です。
エリアトラウトが釣りビギナーにオススメな理由は?
- 管理されている釣り場は基本的に貸竿やトイレがあるのでオススメ
- エリアトラウトは道具が簡単!ロッド・リール・ルアーがあれば釣りができる
- 釣り場のスタッフが道具の扱い方から釣り方まで教えてくれる
- レストハウスや食堂が整備されていて、釣り場によっては釣ったマスを調理してくれる釣り場もある(当店の近くだとリヴァスポット早戸)
- バーベキュー施設や宿泊施設が併設されているところもあるので釣り以外も楽しめる
- 定期的に魚の放流があって魚影が濃い
- 時間券(3時間券、6時間券など釣り場によって様々)があって、好きな時に釣りができる
- 虫エサが苦手な人でもルアーで狙える
- キャッチ&リリースができるので魚の引きだけ楽しむこともできる
必要な道具は?
道具
- ロッド(竿)…6ft(1.8m)くらいのトラウトロッド
- リール…1000番~2000番の小型スピニングリール
- ライン(糸)…ナイロンの3lb~4lb(0.8~1号)くらい
オススメのセット
ロッド・リール・ラインがセットになっているので、あとはルアーがあればOK!
初心者にオススメなルアー
ルアーは、大きさや色・形・重さなど、たくさんの種類があります。
プラグ
投げて巻くだけで一定のレンジ(層)を引ける、単価は高め。
【オススメ】
ムカイフィッシング『トレモ』、ディスプラウト『イーグルプレーヤー』『チャタクラ』
スプーン
泳がせる水深や速度をコントロールする必要があるが、単価が安い。
【オススメ】
ダイワ『ルミオン』、ロデオクラフト『ノア』など。どれも、1.5g~2.5gくらいがオススメ。
変わった形のルアー
ビギナーに一番オススメのルアー!よく釣れる!
【オススメ】
ザクトクラフト『セニョールトルネード』、Xルアー工房『Xスティック』、ロブルアー『アラベスク』、ダイワ『鱒ノ華II』
その他あると便利なものは?
スナップ
ルアー交換が楽ちん。#00番以下の小さいものがオススメ。
ラバーネット
網の部分がゴムや、ゴムでコーティングされていて魚を傷つけない。大物が釣れた時には特に必要。
偏光サングラス
水中の魚やルアーの動きがよく見える。目の保護にもなる。
ビク&クーラーボックス
釣りの間はビクやスカリに魚を入れて活かしておいて、氷が入ったクーラーボックスで魚を持ち帰る。
釣り方と注意点
釣り方
ルアー釣りは複雑な仕掛けを使いません。ラインの先に、ルアーをスナップで取り付けてキャストするだけ。とっても簡単。
管理釣り場での釣りなので魚を探す必要はありません。自分の前に魚はたくさんいるので、魚が興味を持って追ってくるルアーや、それを動かすスピードを探ります。この釣れるパターンを探していくことがエリアトラウトの醍醐味なんです。大切なのは、ルアーを巻くスピードとレンジ(魚がいる層・タナ)です。
エリアトラウトのルールやマナーについて
ルール
各管理釣り場には「レギュレーション」と言って、その釣り場のルールがあります。釣行の前には必ず確認しておきましょう。
- 使用できないルアーがある
例えばワーム、フェザージグなど。ルアーの大きさや重さにも制限があります。 - ルアーのフックはバーブレス(かえしがないもの)を使う
たいていの管理釣り場でトリプルフックやバーブ付き(かえしがあるもの)の使用が禁止されています。釣り人の安全面や、魚へのダメージ軽減のため、トラウト用のシングルバーブレスフックを使いましょう。 - 釣れた魚の持ち帰り方
釣れた魚を全て持ち帰っていいわけではありません。釣り場によって持ち帰る上限が決まっていたり、持ち帰っていい魚種やサイズなどの決まりがあるところもあります。また、完全キャッチ&リリースの釣り場もあるので、必ず事前に確認しておきましょう。 - 魚を傷つけないためにラバーネットを使用する
- 受付(発券)前の場所取り
基本的には釣り券の支払いを済ませてから釣り場に入りましょう。
マナー
- 釣り場が混んでいる時は先行者に一声かけてから入ること
「隣に入ってもいいですか?」など。 - 釣れた魚は丁寧に扱う
持ち帰らずにリリースする場合、直接手で魚を触らないで下さい。トラウトの体は非常にデリケートです。人の手で直接触れてしまうと、体はやけど状態になり、弱ったり、死んでしまいます。写真撮影する場合は、手を水で冷やしてからネット越しに持つようにしましょう。また、岸にも上げてはいけません。極力水から出さないようにして素早くリリースするよう心がけましょう。 - キャストをする際には周りに人がいないか注意して行う
後ろを通る人に引っ掛かってしまうケースがあります。 - キャストは基本的に正面に真っすぐ投げること
隣に人がいるのに横に投げてしまうと、その人のルアーやラインと絡んでしまいます。小さい釣り場や釣り場が混雑している時は特に注意が必要です。
釣ったマスの持ち帰り方
ほとんどの釣り場では、魚をさばく処理場があるので、ウロコやエラ、内臓を処理して持ち帰ることができます。捌いた魚を袋に入れて、クーラーボックスに氷を入れて冷やして持ち帰りましょう。
釣り場で魚をさばかない(下処理をしない)場合、クーラーボックスに氷・水・塩を入れて、そこに活きている魚を入れて冷やして持ち帰って下さい。
※釣り場によっては完全キャッチ&リリースの所があるので注意しましょう。
オススメの食べ方は?
下処理
まずウロコを取ります。金属たわしでこすると簡単に取ることができます。
次に、エラと内臓を取り除きます。“つぼ抜き”と言って割り箸2本で簡単に取ることができます。魚の口からエラの外側に割り箸を通してお腹の中に入れます(左右1本ずつ)。魚を持って2本の割り箸を回転させるとエラと内臓が一緒に取れちゃいます!
食べ方
塩焼きと唐揚げが簡単で美味しいです。手間はかかりますが、燻製にする人も多いです。唐揚げは、一匹まるまるか、三枚おろしをぶつ切りにして片栗粉をつけて揚げるだけ♪あんかけにしても美味しいですよ。
これも絶品です!
2020年12月23日の釣行にて調理してもらいました。
冬のウェア選びについて
秋から冬にかけて、朝夕と日中の寒暖差が徐々に大きくなり、12月頃から日中も冷え込む日が多くなります。年末や年明け頃からグッと冷え込み、最高気温が10℃を下回ると冬本番となります。冬のウェア選びは、釣りに行く時期や時間帯で着るものを工夫する必要があります。間違った防寒対策をしないために、冬の正しいレイヤリングについてご紹介します。
まずお伝えしたいのは、寒いからと言って何枚も重ね着をするのは間違った防寒対策です。重要なのは、体が発した暖かい空気を逃さず保温して、冷気を衣服内に取り込まないこと。ウェア選びのコツは、正しいレイヤリング、つまり重ね着をすることなんです。
レイヤリングの基本は、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーの三種類で構成されます。それぞれのレイヤーについてご説明します。
ベースレイヤー
まず、ベースレイヤーは肌着などのインナーにあたります。汗を吸い上げて体の冷えを防ぐ最も重要なレイヤーです。吸水速乾性の高いものを選びましょう。
例)
シマノ『IN-020Q ブレスハイパー+℃ストレッチアンダーシャツ(極厚タイプ)』
シマノ『IN-025Q ブレスハイパー+℃ストレッチアンダータイツ(極厚タイプ)』
ミドルレイヤー
次に、ミドルレイヤー。中間着と呼ばれるミドラーのことです。ミドラーは、外気を遮断してしっかり保温してくれるものを選びましょう。フリースやダウンが最適です。
例)シマノ『WJ-090T GORE-TEX INFINIUMオプティマルジャケット』
アウターレイヤー
最後は、一番上に着るアウターレイヤー。雨や雪、風を防ぐ役割を担っています。防水透湿・防風機能が必須となります。気温が10℃を下回るような日には、中綿入りの防寒着がオススメです。
例)
シマノ『RB-04JS DSエクスプローラーウォームジャケット』(グレーダックカモ)
シマノ『RB-04PS DSエクスプローラーウォームパンツ』(ブラック)
この三種類のレイヤーを、その日の天候やご自身のスタイルに合わせて変えてみて下さい。
また、冬の防寒対策として、グローブ、帽子、ネックウォーマーなど、小物も活用して下さい。
しっかりと防寒対策をして冬の釣行に臨みましょう!!
お知らせ
現在(2021年1月)、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各管理釣り場では感染症対策を行っています。マスクの着用やアルコール消毒の他に、受付方法の変更やレストハウスの使用禁止など。釣行前にはホームページにて注意事項を必ずご確認下さい。ルールはしっかり守り、トラブルのないようお願い致します。