Fm yokohama84.7『The Burn』内の釣りコーナー、Sagamiya presents~爆釣モーニング~では、2020年4月より放送時間をお引越し、内容もリニューアルしました。
釣りをしたことがないビギナー向けの釣り物を毎月ご紹介します!
2020年5月は『シロギス釣り(船釣り編)』です!
【2023/05/26】
おすすめ商品等を一部更新しました。
船釣りについて
船釣りとは?
船で沖まで行って釣る釣りのこと。その船を遊漁船と言います。
その遊漁船の営業をしているところを船宿(ふなやど)と呼びます。
船にトイレはあるの?
ほとんどの船に設置してあるので安心して下さい。
船釣りでの持ち物
船釣りは陸から離れて釣りをするので、事前準備はとっても重要!
忘れ物がないようにしっかり準備しておきましょう。
たいていの船宿さんで道具のレンタルができます。料金は釣り物によって異なりますが、500~3,000円くらいです。
- 狙う魚に適した釣りの道具(竿・リール・仕掛けなど)
- レインウェア
船の移動中は、潮風が寒かったり、波しぶきが飛んだりします。
また、突然雨が降ることもあるので晴れていても用意しておくと安心です。 - 長靴や滑りにくいシューズ(レインブーツなど)
乗船中、足元にはつねに海水が流れていて、釣れた魚が暴れることもあるので、防水性があって滑りにくいものを用意しましょう。 - 魚からハリを外すもの(ペンチやプライヤーなど)
- 魚をつかむもの(魚バサミやフィッシュグリップなど)
- ハサミ
- タオル(汚れてもよいものと汗拭き用で2~3枚あると安心)
- 偏光サングラス
- 帽子
- クーラーボックス(氷も)
乗船料に氷代が含まれている船宿もありますが、夏場などは用意しておくと安心です。氷を販売している船宿さんもあるので、足りなくなったら買い足しましょう。 - 日焼け止め
真夏じゃなくても日に焼けます。また、海上では日陰がありませんので日焼け(日差し)対策はしておきましょう。 - 飲み物や食べ物
夏場など、気温が高い日は多めに飲み物を用意しておきましょう。空腹な状態で乗船しないよう朝食や軽食(乗船時間によっては昼食)、を用意しましょう。手軽に食べられるおにぎりやパンなどがオススメ。
※空腹は船酔いの原因になります。 - 酔い止め薬(必要な方)
船酔い対策は?
船釣りの前日はしっかり睡眠をとりましょう。
酔い止め薬を前日の夜と、船に乗る1時間前に飲むと効き易いです。
少し気持ちが悪くなってきた時は、空を見ると落ち着きます。
普段乗り物酔いをしない人でも、寝不足や体調が悪い時は船酔いしやすくなります。体調は万全な状態で!
※小さなお子様の場合は、子ども用をご用意ください。
※酔い止め薬は用量用法を守ってご利用ください。
初めて船釣りする場合
利用する船宿さんに事前予約
特に、土日・祝日は混み合う可能性があるので、事前に乗船の予約をしておくと安心です。
予約後に、やむ得ない理由でキャンセルをしなければならなくなったら、いかなる理由でも事前に船宿さんに連絡をして下さい。
当日の天気が心配なら前日に確認
海の状況は常に変化しますので、天候状況によっては出船中止や出船時間が変更になる場合があります。
釣行前日に、利用する船宿さんに一度連絡して、出船状況や予約の確認をしておくことも大切です。
遅刻は厳禁、1時間前を目安に到着!
釣行当日、万が一遅れてしまうと、船長さんや他の同船者の人にご迷惑をかけてしまう恐れがあります。時間に余裕を持って、出船時刻の1時間前には船宿さんに着いておくようにしましょう。
船長さんに「船釣り初めて」と伝えましょう
受付の際や乗船前に「船釣り初めてなんです」と伝えておくと、船長さんが出船前に釣り方を教えてくれるところもあります。
同船者の方にも挨拶しましょう
同船者の人(特に両隣の人)にも同じように一声かけて挨拶しておきましょう。仕掛けが絡んで困っている時など手伝ってくれたり、釣り方をレクチャーしてくれる人もいます。
お互いに気持ちよく釣りをするためにも挨拶は大切です。
船長さんの指示に必ず従いましょう
乗船中は必ず船長さんの指示に従いましょう。勝手に仕掛けを投入したり、移動中に動き回るなどの危険行為もしてはいけません。
船長さんの指示に従い、安全で快適な船釣りをしましょう。
シロギスってどんな魚?
スズキ目キス科の海水魚。
細長くて白っぽいベージュ色の魚体で、先細の可愛らしい口が特徴的。
北海道南部から九州・沖縄まで広範囲に生息し、水深30mほどの比較的浅い水域の砂地を好みます。
外敵から身を守るため、基本的に群れを作って生息します。
船釣りで釣れる平均サイズは12cmくらい~20cm前後くらいで、大きくなると30cmくらいまで成長します。
シロギス釣りには時期があるの?
日本では一年を通して釣れ続けています(冬は少し釣果が落ちます)。
東京湾では一年中、シロギス釣りの船が出ています。
※相模湾は、資源保護のため9~12月は禁漁期間となります。
シロギスは海水温の変化によって、暖かい時期は浅場、寒い時期は深場へ移動します。浅場で釣れる5月~9月頃までがビギナーにオススメな時期です。8〜9月は子持ちシロギスが連れるので、大型の引きを楽しめます。
シロギス釣りはなぜビギナーにオススメなの?
シロギス釣り自体が難しい誘い方をしないので簡単に釣ることができます。
活性が良ければ、勝手に魚が掛かることも多いんです。
シロギス釣りはやり込むと釣果に差が出るのでハマりやすいのが特徴です♪
※誘い…魚の食い気を煽る動作
シロギス以外に釣れる魚
- メゴチ
- カワハギ
- タコ
- ベラ
などなど。
シロギス釣りの道具について
必要な道具は??
必要な道具は下記です。
が、あれこれ揃えるのは面倒!という方、ご安心下さい。
大抵の船宿さんで道具をレンタルすることが出来ます。(竿・リールのセット¥500~)
ロッド
オススメは、
- プロマリン『シーラウンダー船キス180M』
- プロマリン『極仙船キス180L』
- プロマリン『アライザー船キス180ML』
いずれも4,000円以内でご購入いただけます。
リール・道糸
リールはスピニングリール、番手はダイワやシマノの表示で2000番くらいの小型で軽いものがオススメです。
リールにはPEライン0.8号~1.0号を巻いておきましょう。
PEライン付きのリールがあります。
- プロマリン『アルバスピンAB2000SPE(PE0.8号100m付き)』
※相模屋では、お手持ちのリールへのライン巻き作業を承っています。詳しくはスタッフまでご相談ください。
仕掛け
仕掛けは、大きく分けると2種類あります。天秤を使うタイプと胴付タイプです。
絶対ということはないですが、湘南方面は天秤タイプがオススメです。
※胴付き仕掛け…仕掛けの一番下にオモリが付いていて、海底付近にいる魚を釣る仕掛けです。
オモリ
オモリ15号・20号
エサ
イソメ・ジャリメ(エサは船宿さんで用意してくれます)
※ジャリメは主に相模湾で使われます。
マルキュー『パワーイソメ』マルキュー『パワーイソメ』(生き餌が苦手な方におすすめです)
上記以外に必要なものは??
詳しくは、ページ上部の『船釣りについて〜船釣りでの持ち物』をご覧下さい。
そちらには詳しい説明も記載しています。
シロギス釣りに行く場合の費用は?
船宿や乗船時間によって料金が異なります。(ほとんどエサ・氷付の料金です)
下記は一例です。
- 一日船¥8,500
(例)8時出船~15時半帰港 - 半日船¥6,500 ※半日船は午前と午後に分かれます。
(例)午前船 7時半出船~11時半帰港 - 午後船¥6,500
(例)12時半出船~16時半帰港
※女性、お子様、高校生、大学生、3人以上のグループ、シニア(60歳以上)向けの割引や、ホームページに乗船割引券がある船宿さんもあります。(割引額は船宿さんによって異なります)
おすすめの船宿は?
ビギナーにオススメなのは、駅から近くて電車釣行に便利で、道具のレンタルがある船宿。各種割引があったらなお嬉しいですね!
スタッフ齋藤おすすめ3選
金沢八景・荒川屋
- 金沢八景駅から徒歩5分
- 釣りに必要な道具のレンタルが可能
- 釣った魚を調理してもらえるダイニングバー併設(要予約)
金沢八景・黒川丸
- 金沢八景駅から徒歩8分
- 駐車場と船宿が隣接していて桟橋も近いので、道具運びが楽
- 釣りに必要な道具のレンタルが可能
- エサのおかわり無料(乗船料に含まれています)
金沢八景・新建丸
- 野島公園駅から徒歩3分
- レンタル無料
- エサのおかわり無料
釣り方
- 仕掛けを投入
仕掛けをオモリが海底に着くまで落とします。
シロギスは、砂の中にいるゴカイやエビやカニなどを捕食しているので、
仕掛けが海底に着いた時に、ちょうどそこにシロギスがいればすぐに
食いついてきます。 - アタリ
オモリ着底後、リールを巻いて糸のたるみをとって、糸を「張らず緩めず」の状態でキープします。
「ツンツン」や「ブルブルッ」とした動きを手に感じたり、穂先に“キュンキュン”っと引き込まれるような動きがあったら、竿を立てて針掛かりさせます。 - アタリがない場合
アタリがない時は、竿を上下に動かして(オモリを海底から離したり着けたりするイメージで)エサのイソメが生きているように演出しましょう。
竿やリールに慣れてきたら、仕掛けを船の真下だけでなく、少し前の方に投げて広範囲を探るのも効果的です。 - 巻き上げる
アタリがあって針掛かりさせたら、魚の引きを感じながらゆっくりリールを巻きましょう。慣れてきたら早めに巻くと手返しがよくなり、釣れる数が増えますよ。
シロギスはエサと一緒に針を飲み込んでしまうことが多いので、ペンチやプライヤーなどがあると針を外しやすくて便利ですよ♪
スタッフ川嶋流の外し方
魚の腹を上にして、魚を持っていない方の手の親指と人差し指をエラの中に入れます。
その指でしっかり魚を持って、飲み込まれた仕掛けを魚の口に対して真っ直ぐに引っ張ります。そうするとハリが外れ、うまくいくと内臓も一緒に取れるので下処理が楽になります。
※運が悪いと糸が切れてしまうこともあります…。
気を付けること
シロギス釣りは遠くへ仕掛けを投げて広範囲を探ると釣果が伸びます。
投げる時は“アンダーキャスト”と言って、下から竿を持ち上げるような投げ方をします。遠くに投げたいあまり竿を振りかざすと、近くにいる乗船者にハリが刺さってしまったり、オモリがぶつかったりして大変危険です。
竿やリールの操作に慣れるまでは、投げずに真下やちょっと先のところで釣りをしましょう。
釣れた魚の持ち帰り方
シロギスは比較的、暖かい時期に釣りをするのでバケツの水が温まりやすいです。
なるべく早いうちに、氷と海水を入れたクーラーBOXに移して魚の身全体を冷やしましょう(氷は塊より砕いた方が冷えやすいですよ)。
そうすると、新鮮な状態のまま、美味しく食べることができます。
真夏など、気温が高い時期は保冷剤や自分の家で作った氷も持っていきましょう。
シロギスの美味しい食べ方
- 持ち帰った魚は真水で洗い、ウロコを取る(尻尾から頭の方向)
→ウロコを取るには、ウロコ取り、包丁の裏、ペットボトルの蓋がオススメ - お腹を切って内臓を取り出す
→包丁だと手が滑ることがあるのでキッチンバサミでもOK - そのまま塩をふって塩焼き。または少し手間になるけど、背中から包丁を入れて身を開いて天ぷらに♪白身でたんぱくな魚なのでどんな料理にも合います!刺身、天ぷら、フライ、ソテーなど♪
シロギスの天ぷら(スタッフ齋藤調理)
スタッフ齋藤調理
シロギスのフライ(スタッフ川嶋調理)
スタッフ川嶋調理
シロギスの天ぷら(荒川屋様調理)
金沢八景・荒川屋さんでは釣り上げた魚を調理してくれるんです。(有料&要予約)
上:シロギスの天ぷら 左下:イシモチの唐揚げ 右下:お刺身
安全で楽しい釣りをしよう!
初めての船釣りは不安がいっぱいですよね。
「船酔いしたらどうしよう…」「釣れなかったらどうしよう…」
でも大丈夫!乗船前や受付時に、船長さんに「初めてです」と伝えておけば釣り方をしっかり教えてくれます。同船者の人に挨拶しておくことも忘れずに!釣り仲間が増えるかもしれませんよ♪
『シロギス釣りについて分からないことがございましたら、船釣り担当・スタッフ川嶋、シロギス釣りマニア・スタッフ齋藤にお任せ下さい!!』