『やろうよ釣り!』〜はじめてのバチコンアジング釣り〜

バチコンアジングってどんな釣り？

“バチコン”は、バーチカルコンタクトの略。船でのアジングの中でも、主に船の真下を狙う釣り方のことです。陸からのアジングよりも数が釣れて、良型のアジが釣れるのが特徴です。

スタッフ平賀

30cm以上のアジは尺アジ、それから～40cmをメガアジ、40cm以上をギガアジ、50cm以上をテラアジと呼びます

「LTアジ」や「ビシアジ」とどう違うの？

LTアジやビシアジはコマセを使ったエサ釣りですが、バチコンはワームを使用したルアー釣りです。
ビシアジは狙う水深が深くなるので、使うビシも重くなりますが、LTアジでは釣れないようなギガクラスのアジが釣れることが多いです。
バチコンはLTアジ船に同船するので、狙う水深は同じですが、バチコンの方が軽いオモリを使います。同じポイントで釣りをしますが、LTアジより型の良いアジが釣れることが多いのがバチコンの特徴です。

スタッフ吉田

金沢八景の太田屋さんでは、今年(2023年)48cmが釣れたそうです！

バチコンアジングのシーズンは？

アジ自体、一年中狙える魚ですが、バチコンでは7月～11月頃がギガアジやテラアジを狙えるハイシーズンです。

バチコンアジングはどんな人にオススメ？？

マルイカやカワハギなどのテクニカルな釣りが好きな方や、一匹一匹の釣り味を楽しみたい方にオススメです。

スタッフ平賀

メインにしている釣り物がオフの時に挑戦してみてはいかがでしょうか

釣り初心者でもチャレンジできる？？

基本的な釣り方は難しくないので可能です。
ただ、使うオモリが軽いので最初の底取りが難しいと思います。LTアジなどから始めて、それから挑戦するのが良いかもしれません。

バチコンアジング釣りの道具について

必要な道具は？

ロッド…バチコン専用のスピニングロッド（「ボートアジング用」と表記されたもの）。イカメタルやティップランロッドでもOK。
例）レジットデザイン『SKUAD　SKS-ST73UL/LアジングバーチカルコンタクトSP』

レジットデザイン『SKUAD　SKS-ST73UL/LアジングバーチカルコンタクトSP』
リール…2000～2500番クラスのスピニングリール（ベイトタックルでもOK）。
例）ダイワ『カルディアLT2500S』

ダイワ『カルディアLT2500S』
ライン（ミチイト）…PEライン0.4号～0.6号が150～200m。※初めは0.6号でOK。
例）YGK『Xブレイドウルトラ2 MAX WX8』0.6号

YGK『Xブレイドウルトラ2 MAX WX8』0.6号

スタッフ吉田

船宿さんによって号数が決まっていたりするので事前に確認しておくと安心です
リーダー…フロロカーボン2号
例）クレハ『シーガーグランドマックス』2号60m

クレハ『シーガーグランドマックス』2号60m
捨て糸…フロロカーボン1.5号
例）クレハ『シーガー』1.5号60m

クレハ『シーガー』1.5号60m
オモリ…六角やナス型オモリの15号～20号くらい

スタッフ平賀

重さは船宿さんに確認して下さい。指定の重さに合わせましょう。
ワーム…バチコンアジング用、もしくはアジング用ワーム。数種類用意しましょう。
例）レインズ『アジアダー』オススメカラーは、オーロラ萌えチャート

レインズ『アジアダー』オススメカラーはオーロラ萌えチャート
ジグヘッド…1g以下の軽いものを使います。
例）ヤリエ『No.637アジメバガチヘッド』0.4g（リンク先はPDFです）

ヤリエ『No.637アジメバガチヘッド』0.4g

タックル図

その他必要なもの

クーラーボックス…20L前後の大きさでOK。ただ、夏場は飲み物や氷の量も増えるので、30Lくらいでも良いと思います。
オススメ）ダイワ『ライトトランクα2400シリーズ』

ダイワ『ライトトランクα2400シリーズ』

オススメ）シマノ『フィクセル22Lシリーズ』

シマノ『フィクセル22Lシリーズ』

※氷の持ちが良く、保冷力の高い物が鮮度良く持ち帰ることができて、美味しく食べられます。
ナイフ…アジを美味しく食べるためにも血抜きをしましょう。万能ハサミでエラを切るでもOK。
プライヤー…ハリを外す時に便利。
グローブ…手の保護や日焼け防止に。
偏光グラス
フィッシュグリップ…アジのゼイゴや腹ビレ近くのトゲが硬く、刺さると痛いので、素手ではなくフィッシュグリップで掴みましょう。
長靴・デッキシューズ…濡れた船上でも滑らない船専用のデッキブーツやデッキシューズを用意しましょう。
帽子…熱中症対策や頭の保護のため必須。
タオル
レインウェア
着替え
食べ物、飲み物

バチコンアジングの釣り方

まずはオモリを海底に着底させます。この時、なるべく糸フケが少なくなるように調整しながら落としましょう。
オモリが着底したら、すぐに糸フケをとって、ゼロテンションよりは竿先が少し曲がるくらい糸が張った状態でアタリを待ちます。
アタリがなければ、竿先を振ってワームを動かしてから止めてアタリを待ちます。
アタリは、竿先に小さく出るアタリと、竿先をグンッと持っていかれるようなアタリと様々です。このアタリの見極めも楽しさの一つなんです。
アタリを感じたら、ロッドを立てる動作で合わせて下さい。
上手にハリが掛かれば、ズシッと重みを感じ、ファイト開始！
アジは口が切れやすいので慌てずゆっくり巻き上げましょう。

スタッフ平賀

ギガアジが掛かっている時の引きは、大型の青物が掛かったのかと思うほど強烈な引きでたまりません！

釣りのコツは、常に、底をこまめにとること。さらに、オモリが底に着いた状態で掛からなければ、オモリを浮かせてから落とす誘い方や、ゆっくり誘い上げたり下げたりするのも有効です。
注意点としては、掛け損ねたりバレてしまった時は、必ずワームがズレていないか確認して下さい。

スタッフ平賀

ワームがズレているとアタリが出ません。一番のチェックポイントです！