Fm yokohama84.7『The Burn』内の釣りコーナー、Sagamiya presents~爆釣モーニング~では、4月より放送時間をお引越し、内容もリニューアルしました。
釣りをしたことがないビギナー向けの釣り物を毎月ご紹介します!
コイは身近で狙える大物ターゲット!
コイは淡水魚の王者とも言われ、体長1m以上に成長する個体もいます。
雑食性で口に入るものは何でも食べるコイは、胃袋がないため、エサの消化時間が早く、常にエサを求めて川底を回遊して捕食行動をしています。
(エサ:ミミズ、エビ、小魚、貝類、水草などなど)
そのため、比較的にどの時間帯でも釣りやすいですが、やはり朝・夕は絶好のお食事時間です。
コイ釣りの時期は?
コイは一年中狙える魚ですが、やはりベストシーズンがあります。
- 4月~5月→産卵前後の体力作りや体力回復のための荒食い
- 9月~11月→冬に備えた体力作りのための荒食い
春と秋がベストシーズンです。
どんな釣り方があるの?
吸い込み釣り
リールがついた竿で軽く投げて釣る釣り方です。
ぶっこみ釣り
ぶっ込み釣りは、竿とリールは吸い込み釣りと同じものを使い、仕掛が吸い込み釣りよりシンプル。
オモリの先にイトとハリが付いていて、エサにミミズをセットすればOKです。
ただ、吸い込み釣りのように完成された仕掛は売られていないので自分で作る必要があります。
吸い込み釣りと比べると練りエサがない分、集魚力は落ちますが仕掛の用意は簡単です。
どんな道具を使うの?
吸い込み釣り
竿・リール
ちょい投げ用の竿とリールでOK!
▼竿&リールのオススメセット
▼竿のオススメ
▼リールのオススメ
仕掛け
吸い込み釣り用の仕掛けとオモリ
▼オススメ
※川の流れや水深、使う竿によってオモリの重さを変えます。
(例)プロマリン『タックルセットDX 165』→オモリ8号
ぶっこみ釣り
竿とリールは吸い込み釣りと同じです。
イト
- 東レ『銀鱗』3号(15cm~25cmくらい)
ハリ
どんなエサを使うの?
吸い込み釣りでは、練りエサと食わせ用のエサを使います。
練りエサ
食わせエサ
道具以外に必要なもの、あると便利なもの
- タモ…大型のコイが掛かった場合、無理に引き抜こうとするとイトが切れたり外れたり、最悪の場合は竿が折れてしまうこともあるので大変危険です。直径50~60cm以上のタモを用意しておきましょう。
※基本的に釣れたコイはリリース(そのまま川に戻す)するので、陸にずり上げたり、地面にそのまま置いたりしないで下さい。
- 三脚…待つ時間が長い釣り(すぐ釣れることもある)なので、竿を立てかける三脚があると便利です。
(例)プロマリン『アルミ三脚ワンタッチ』 - スズ…竿にスズを付けておけば、目を離していてもスズの音でアタリに気付くことができます。クリップタイプや竿に固定できるスズが釣り用に販売されています。
(例)プロマリン『スプリング鈴シングル(バラ)』 - 交換用の仕掛け…仕掛けは必ず予備を用意しておきましょう。
- タオル(汚れてもよいもの)
- ハサミ
- プライヤーまたはハリ外し…魚からハリを外す道具
- 日焼け止め…3月~10月頃までは紫外線が強いので万全な日焼け対策が必要です。
- ライフジャケット…コイは身近な川で釣れるとっても手軽な釣りではありますが、1mを超える大型のコイが掛かることもあります。お子様と釣りをする場合は、ライフジャケットを着用させ、目を離さないようにしましょう!
吸い込み釣りの釣り方
仕掛けの付け方
- リールのベールを返して糸を竿のガイドに通していく
- ガイドに通した糸の先を、オーナーばりの『鯉オモリ吸い込み仕掛け』のサルカンにユニノットなどで取り付ける
※ユニノット…釣糸の結び方のこと。簡単なので覚えておくと色々な釣りでも使えるので便利です。(参考→http://www.yamaria.co.jp/knot/04_yuniknot) - オーナーばりの『鯉オモリ吸い込み仕掛け』のスナップをあけて、『吸込仕掛(2本組)』の上部のサルカンを取り付ける。
エサの作り方
エサのパッケージの裏面に、エサの作り方と使い方が書いてあります。
これを基準に作ってみて下さい。
エサの付け方(練りエサ)
- みかんぐらいの大きさのダンゴを作る
- ハリを脇に寄せてダンゴの中央にラセンを埋め込んでしっかり握る
- ハリをエサ玉の回りに埋め込む(ハリは外向き)
- もう一度握って形を整えて完成
エサの付け方(食わせエサ)
- いもようかんの場合…サイコロ状に切ってハリを刺す。丸めてもOK。
- フィッシュワゲットの場合…穴にサッとハリを通すだけ!ハリの大きさによって個数を変えて下さい。ハリが隠れるくらいたくさん付けましょう。
仕掛けを投入
基本は、オーバースローで投げるとコントロールがつけやすいです。瞬間的に勢いを強くした投げ方だと、ダンゴが空中でバラバラになりやすいので、ダンゴとオモリの重さを利用してゆったり投げて下さい。
- 投げる前に人や障害物(草や道具など)が後方にないか、必ず確認して下さい。
- 竿先のガイドからオモリまで長さを20~30cmくらいに糸を出して調整して下さい。
- 竿を後方から前方へ真っすぐ振り下ろします。
どこを狙えばコイが釣れるの?
回遊ルート
水深がある程度あって、流れが緩く、近くにテトラなどの障害物があるところを狙ってみて下さい。川底が掘れているところなど、コイが回遊ルートにしているところが段々と分かってくるので、そういう場所を狙ってみましょう。
相模川でのポイント
フィッシング相模屋から近くて手軽なポイントでは、高田橋下流の流れの緩いところがオススメです。流れが速いと仕掛けが安定せず、吸い込み用の練りエサが早くなくなってしまうのでオススメできません。
釣りに行く時の服装は?
動きやすく、汚れても良い服装にしましょう。
河川敷は日差しを遮る場所がありません。3月~10月までは日焼け・熱中症対策を必ず行いましょう。秋口は朝晩が涼しかったリ肌寒くなることもあります。薄手のパーカーや、防風ジャケットやレインウェアがあると便利です。
あると便利
- 羽織るもの…パーカーやレインウェアなど
- 日焼け止め…日に当たる部分は全部塗ることをオススメします。
- 帽子…夏場は通気性の良い麦わら帽子がオススメ♪キャップを被る時は耳にも日焼け止めを塗って下さい。
- 偏光グラス…日差しから目を守るのはもちろんのこと、偏光グラスだと水の中も良く見えます。
- グローブ…日焼け対策はもちろんのこと、ハリが刺さるなどのケガ防止にもなります。
- 水分補給…クーラーボックスに冷えた飲み物を持っていきましょう。
川でのレジャーについて
相模川をはじめ、全国各地に自然豊かな河川がたくさんあります。夏場は釣りだけでなく、キャンプ、バーベキューなどで賑わう河川が非常に多いですが、川は時に恐ろしく豹変することを知っておかなければなりません。
河川での水難事故原因
- 若い人に多い事故原因…対岸まで泳ごうとして溺れる/お酒を飲んだあとに泳いで溺れる
- 中学生以下の子どもに多い事故原因…浮き輪やサンダルなどが流されて、それを取りに行く途中で溺れる/川底の岩などに足を挟まれて溺れる
水難事故が起きないための対策
- ビーチサンダルなど滑りやすい靴を履かない
- 川では遊泳しない(遊泳禁止の看板を確認しましょう)
- お酒を飲んだら水遊びもしない(転倒して流される可能性があります)
- 子どもには必ずライフジャケットを着用させて目を離さない
- 前日や当日の天候を確認する(川の増水をチェックしましょう)
特に、急な増水、天候の変化に注意!
このような状況が発生したら、水際から離れるか、安全な場所に移動して下さい。
- 水が流れてくる方の空に黒い雲が見えたとき
- 落ち葉や流木、ゴミが流れてきたとき
- 雨が降り始めたとき
- 雷が聞こえた(鳴った)とき
- ダムの放水サイレンが鳴ったとき
最後に、釣りやバーベキュー、川のレジャーを楽しんだ後は、必ずゴミは持ち帰りましょう!