Fm yokohama84.7『The Burn』内の釣りコーナー、Sagamiya presents~爆釣モーニング~では、2020年4月より放送時間をお引越し、内容もリニューアルしました。
釣りをしたことがないビギナー向けの釣り物を毎月ご紹介します!
海釣り公園ってどんな施設?
海釣り公園は、快適かつ安全に釣りが楽しめるように管理された釣り場で、足場が良く、フェンスもあるので安全・安心です。関東では、東京・神奈川・千葉・茨城に、有料・無料の海釣り施設が15~6か所あります。静岡県の熱海港にも海釣り施設があります。
なかでもビギナーにオススメは、有料の海釣り公園です。
貸し竿や軽食・トイレなどの設備も整っていて、子ども用のフローティングベスト(ライフジャケット)の無料貸し出しもあります。また、仕掛けやエサが足りなくなっても、売店があるので購入することができます。
監視員が駐在しているので万が一の場合にも安心。釣りに困ったら釣り方を聞くこともできます
また、ホームページなどで釣果情報を確認することができるので、今何が釣れているのか情報を得ることもできます。
もちろん、駐車場も整備されているので駐車場所に困りません(有料)。
オススメの海釣り公園は?
神奈川県内で、当店からも行きやすいのは、
- 本牧海づり施設 http://honmoku.yokohama-fishingpiers.jp/
- 大黒海づり施設 http://daikoku.yokohama-fishingpiers.jp/
- 磯子海づり施設 http://isogo.yokohama-fishingpiers.jp/
です。
4月はどんなお魚が釣れるの?
釣り方によって釣れる魚は様々ですが、サビキ釣りでほぼ一年中釣れるのが、15cm~20cmくらいのアジやイワシなどの小型の回遊魚です。たまに大きなサバが回遊してくることもあります。
2021年の4月はコノシロが回遊していました。
※小さなカサゴは資源保護のため優しくリリースしましょう。
ちょい投げ釣りでは、シロギス・メゴチ・ハゼ・イシモチ・カサゴなど、底付近にいる魚が色々釣れます。
どんな釣り方があるの?
堤防釣りの定番といえば、サビキ釣りとちょい投げ釣り。
詳しくは、4月『やろうよ釣り!』~はじめての堤防釣り~をご覧下さい。
この他には、クロダイやメジナを狙った『ウキフカセ釣り』、イナダやスズキ・サバを狙った『ルアー釣り』、ブラクリ仕掛けを使ってカサゴやソイを狙う釣り方があります。今回はサビキ釣りとちょい投げ釣りをご紹介します。
※ブラクリ…主に穴釣りで用いる仕掛け。
→https://www.fmyokohama.jp/theburn/2021/04/post-490.html
サビキ釣りをやってみよう!
サビキ釣りってどんな釣り?
一本の仕掛けにエサに似せたハリがたくさん付いている仕掛けをサビキ仕掛けと言います。仕掛けの上、もしくは仕掛けの下に、網状の袋やプタスチックのカゴが付いていて、その中に“コマセ”と呼ばれる寄せエサを入れて魚を集めて狙います。
※コマセ… アミエビと呼ばれる小さなエビのこと。
コマセについて
解凍したアミエビをコマセカゴに入れて、海中で仕掛けを振ってコマセカゴからアミエビを撒いて魚を寄せます。
アミエビは完全に溶けると水分でドロドロになってしまい、カゴに入れにくくなってしまいます。ドロドロになってしまったら、粉状の配合餌を加えてエサを固くすると入れやすくなります。
必要な道具は??
竿・リール・仕掛けなどが入ったお手軽なセットがあります!
竿、リール
オススメ)わくわくサビキ釣りセットDX
セット内容…竿・リール(糸付)・サビキ仕掛け3点・プラカゴ(M)・ハサミ・タオル・
ビニール袋(ゴミ袋用)
予備の仕掛け(針の号数や選び方の説明も)
例)ダイワ『快適職人サビキ ソフトアミエビ6本ピンク・ホワイト・ケイムラ』
→アジが海底付近にいる時に便利です。
※小アジ→0.8号、20cm以上のアジやサバ→1.5号
コマセを入れるバッカン(バケツ)
コマセの他にも、釣り終わった後の道具入れにもなります。
バケツ
釣れた魚を入れておいたり、手洗い用の水を入れておくと便利。
水汲みバケツ
クーラー
氷
有料の海釣り施設で氷を購入することができます。
ハサミ
タオル(汚れてもいいもの)
汚れた手を拭く用、汗などを拭く用と分けて2枚以上は用意しておきましょう。
魚を掴むもの
メゴチバサミやフィッシュグリップと呼ばれるもの
あると便利なもの
プライヤー
魚からハリを外す時に便利です。
4~5mくらいのタモ
大物が掛かった際にすくうことができます。また、水面に落としたものが浮くものであれば拾うこともできます。
釣り方
- コマセをカゴに詰める
- 仕掛けを投入し、魚がいるタナ(水深)で仕掛けをとめる
アジは底(海底)、イワシは表層にいることが多いです。 - 竿を上下に動かしてコマセを撒く
コマセの中にサビキ仕掛けが漂うようにイメージしながら竿を動かしましょう。釣りはじめは魚が集まっていないので、この動作を何回か繰り返します。 - アタリを待つ
竿先を動かさないようにじっとアタリを待ちます。竿先が、ブルブル・プルプルっと動いたらアタリです!
※アタリ…魚がエサに食いついた時の、竿先やウキに出る変化や手応えのこと。 - 仕掛けを上げる(リールを巻く)
一定の速度でリールのハンドルを回してゆっくり仕掛けを上げましょう。速く巻いてしまうと魚が逃げてしまいます。 - 魚を外す
メゴチバサミなどで魚を掴んで、魚が暴れるのでハリが指に刺さらないように注意しながらハリを外しましょう。毒のあるトゲを持っている魚もいるので注意しましょう!
たくさんお魚を釣るためのコツは?
サビキ仕掛けは、ハリにスキンゴムや魚の皮が付いていて、これをエサだと思わせて釣りますが、ずっと同じ仕掛けで狙っているとだんだんと魚に見破られて、食わなくなってくることがあります。そんな時は、ハリやハリスの号数を二回りくらい小さくすると食うことがあります。
また、トリック仕掛けと言って、直接ハリにアミエビを付けて狙うと釣れる確率が高くなります。
さらに、“投げサビキ”と言って、サビキ仕掛けにウキを付けて狙うと、より沖の深いところも狙えるので、より大きな魚を狙うこともできます。
ちょい投げ釣りをやってみよう!
ちょい投げ釣りってどんな釣り?
本格的な投げ釣りと違って、5号~15号くらいの軽いオモリとテンビンを使います。
2mほどの短い竿を使って、名前の通り、ちょこっと投げて海底付近の魚を狙うのがちょい投げ釣りです。
※本格的な投げ釣りの場合…オモリ25~20号、3.6m~4.2mの投げ竿を使います。
エサについて
生きている青イソメやジャリメといった虫エサを使います。
生きているエサを使いたくない、触れない人は、マルキューの『パワーイソメ』がオススメ。
必要な道具は??
竿・リール・仕掛けなどが入ったお手軽なセットがあります!
竿、リール
セット内容…竿・リール(糸付)・投げ天秤(オモリ付)2点・投げ仕掛け2点・ハサミ
予備の仕掛け
※ハリは流線型の6号~8号、ハリスは0.8号~2号くらいのものが多いですが、オススメは、ハリ6号、ハリス0.8号~1号です。狙いがカサゴなどだったらハリスは2号にしましょう。
バケツ
釣れた魚を入れておいたり、手洗い用の水を入れておくと便利。
水汲みバケツ
クーラー
氷
ハサミ
タオル
汚れてもよいもの
魚を掴むもの
メゴチバサミやフィッシュグリップと呼ばれるもの)
あると便利なもの
プライヤー
魚からハリを外す時に便利です。
4~5mくらいのタモ
大物が掛かった際にすくうことができます。また、水面に落としたものが浮くものであれば拾うこともできます。
釣り方
ハリにエサを付けて仕掛けを投げる準備ができたら、周囲に人がいないか安全を確認しましょう。
確認したら、リールのベールを返して(糸が出る状態)、できるだけ遠くに仕掛けが飛ぶように思いっきり投げて下さい。糸が出続けて仕掛けが海底に着いたらベールを戻して(糸が出ない状態)、人がゆっくり歩くようなスピードでリールを巻いていきます。途中で、「コツッ」や「ぷるぷる」などのアタリを感じたら、一旦そこで巻くのをやめて、魚がエサを食い込むまで待ちます。その後の反応がなければまたリールを巻いて誘います。足元まで仕掛けを巻いてきたら、回収してまた仕掛けを投げます。
何度かやってアタリが全くない場合は、場所を移動するか、海底に変化のあるところ(オモリが引っ掛かるところや、オモリが急に落ちるところ)で仕掛けを止めて置き竿にして狙ってみて下さい。
釣り場が混雑している時は、糸が流れて隣の人の釣りを邪魔しないように注意して下さい。
たくさんお魚を釣るためのコツは?
単純にハリの数が多い仕掛けを使えば良いですが、ハリは多ければ多いほど、糸が絡んだりしてトラブルが多くなります。ハリの数は多くても3本までにしましょう。基本は2本バリがオススメです。
“ちょい投げ”と言っても、釣果を伸ばすにはやはり遠くに投げて広範囲を探った方が有利です。軽いオモリで釣れない時は、オモリを大きいサイズに変えて、より沖を狙うようにしましょう。
※仕掛けを遠くに投げる際は、キャストに慣れてからにしましょう。
海釣り公園でのマナーについて
各施設にはそれぞれ利用規約や禁止事項があります。ホームページなどで確認していただき、その釣り場で禁止されている釣りは絶対にしないで下さい。
共通マナー
- ゴミは持ち帰る
- コマセなどを使ったら汚れた場所を海水で綺麗に流すこと
- 先に釣りをしている人がいたら一声かけて釣り場に入りましょう
- 場所取りなどで釣り場内を走らないこと
- 仕掛けを投げる際はまわりに人がいないか必ず確認してから投げること
- 釣り座を離れる時は置き竿をせず、仕掛けは上げておきましょう
- オマツリした(自分の仕掛けが他の人と絡んだ)時は、「すみません」と声を掛けましょう
釣れた魚の持ち帰り方
クーラーと氷は必ず用意しましょう!
氷が入ったクーラーボックスに海水を少し入れて海水氷を作ります。
釣れた魚はその中に入れましょう。
夏場は飲み物も多くなりますので大きめのクーラーか、釣れた魚用と飲み物・食べ物用のクーラーを分けて用意しておいても良いと思います。
安全で楽しい釣りをしよう!
海釣り公園には堤防と違い、柵が設置してあるので安心ですが、天候によっては強風、または突風が吹くこともあります。小さなお子様をお連れの際は目を離さず、必ずライフジャケットを着用させましょう。
楽しく安全に釣りをするために、自分自身・家族を守るために、必ずライフジャケットを着用しましょう!
▼ライフジャケットの種類についてはこちらのページをクリック
釣りの服装について ~春・梅雨編~
春
日中は過ごしやすく、快適に釣りが出来る季節ですが、朝夕は冷えます。堤防では風が強く吹くこともあるので、ウィンドブレーカーなどの冷気を遮断する防風ジャケットを用意しておきましょう。撥水加工されているものや、防水素材のジャケットがオススメです。海水やコマセなどのエサで滑りやすくなっている場合があるので、足元は滑りにくい靴や長靴などを着用しましょう。堤防には日陰になる場所がないので夏じゃなくても日焼け対策はマスト!紫外線が強いのは4月~9月頃までです。3月頃から強くなるので、春と秋もしっかりと日焼け対策をしましょう。
〈スタッフ千鮎がオススメする釣具メーカーのウェア〉
防水透湿素材のレインウェアがオススメ!
雨が降っていなくても、防風ジャケットとして着用できます。
シマノ『RA-027Q DSベーシックレインスーツ(純黒)』
リーズナブルなモデルなのでビギナーにオススメ♪
梅雨
予報を覆すのが梅雨時期。天気予報が曇りマークでも要注意!急な雨、時には豪雨になることもあります。梅雨の時期は特に天気予報を確認しましょう。
雨が降っていなくても雨支度は必須です。レインウェアは必ず用意しておきましょう。
※大雨の時は、川が増水したり、堤防では足元が大変滑りやすくなるので釣りを控えましょう。
湿度が高くなるこの時期は、気温が低めでも、ジメジメ・じとじとの不快な体感となります。吸水速乾性のあるインナーを着用し、小まめな水分補給を心掛けて下さい。