振り出し竿の固着と節落ちについて



今回は振り出し竿の固着と節落ちについてお話ししようと思います。
お客様がロッドの調子をご覧になる時や、ロッド販売時に竿を伸ばして不良品が無いかチェックするのですが、その際我々スタッフが竿を伸ばし、お客様に竿を持っていただき調子や不具合の確認をした後、お客様がご自身でロッドを仕舞う光景を多々目にします。
その際、多くのお客様が「硬すぎ(キツ過ぎ)て仕舞えない」とおっしゃいます。
もちろん、仕舞う際に硬くて竿をぶつけそうで恐いという感覚もあるかとは思いますが、実際はそれくらいキツく伸ばさないと実釣時に固着や節落ちが多発します。
ロッドが固着すると必然的に仕舞い寸法が倍近く長くなるので持ち帰りに難儀し、ぶつけて折る可能性も高くなりますし、メーカーに修理依頼すると修理費用も掛かりますしメーカーでも外せない事も…
節落ちはもっと酷くて、落ちた節や落ちた下の節が竿を仕舞おうとした時に玉口部が竿内部で当たる事により口欠けや最悪内側のカーボン剥離を引き起こします。
固着や節落ちしたお客様のお話しを伺うと…
「固着が恐いからしっかり最後まで伸ばさなかった」
と、大勢の方がおっしゃいます…
実はそれ…大きな間違い!超逆効果です!!
最後までしっかり伸ばさない方が固着が圧倒的に多発します!
それは、釣り中に仕掛けを振り込んだり、魚を掛けたりする事で勢いよく竿を振り出している状態と同じ状態になります!
瞬発的に勢い良く振り出した竿の内部は一瞬で真空状態になり通常よりかなり飛び出てしまい、結果固着します(涙)
またしっかり伸ばさなかった為に節落ちも多発します(涙)
特に固着が多いのが雨の日。
ロッド表面が濡れているので余計滑りやすくなる為です。
当店で最も多いのが鮎竿、次いで磯竿、渓流竿の順です。
振り出し竿を伸ばす時は、継ぎ目近くをしっかり持って、手を左右に捻りながら【ゆっくりしっかり強く】動かなくなるまで伸ばしましょう。※決して火事場の馬鹿力の様なフルパワーで伸ばすことではないですよ(笑)
力加減が分からない方は来店された際にスタッフに聞いてみてください♪
当店のスタッフは全員ベテラン釣師なので、どのスタッフも分かるので教えてくれますよ♪(たぶん笑)
竿を縮める場合もこの動作を逆にして仕舞いましょう。
よく釣り場で竿を上から叩くように仕舞う方を見かけますが、これもNG!
【竿はゆっくり捻りながらしっかり伸び縮めしましょう】
そして節落ちについてですが、しっかりと伸ばしたつもりでも魚とのやり取りや振り込みで竿を何回も曲げると竿自体が伸縮を繰り返すので自然と込みが緩んできます。
できれば数時間に一回は込みのチェックをすると万全ですよ♪
